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ドローンとは時間の事である。
そこでは剥き出しの精神が振動化している。

ヨーロッパではアンビエント・ドローン・スーパースターと称される、音響ファンタジスタChihei Hatakeyama

2011年にオーストラリアはシドニーで行ったライブ音源である1.bare strataと、そのライブの後半で演奏したサウンド・ファイルをスタジオで再構築した2.returningを収録。
ドローンとは持続音によるサウンドを意味するが、その解釈はアーティストによって異なります。Chihei Hatakeyamaにとってのドローンとは、”反響と倍音の関係で無数のメロディを聴く”ことを意味します。音が発せられて耳の届くまでの反響を含めた音楽であり、その音に身を委ねていると今聴いている音は錯覚なのかと自問するような、ある種のトランス状態を体感することもあります。そして、それはいつしか時間の概念から解き放たれたような快感へと変化していきます。

シドニーのライブではスタジオ・レコーディング程の音数を使わず、かなり音数を絞ったなかで何が聴こえてくるのか、また聴こえた気がするのか、そして、聴こえない事が人間の想像力でどこまで補えるのか、といった事をコンセプトに演奏されました。ここに収録されているサウンドはその過程として剥き出しになったサウンド・ファイルの層であり、bare strata(剥き出しの層)というアルバム・タイトルの所以になっています。

News

2013-01-22
bare strataリリース記念ライブを行います。
2月9日(土)会場:soup 詳細、ご予約はこちら

2013-01-17
レーベルショップでご購入いただくと、今話題のレーベルサンプラー(CD-R)を漏れなくプレゼントいたします。

2012-12-16
世界限定20枚(国内10枚のみ)の特殊ジャケットを用意しています。
詳細は後日発表しますのでご期待ください。

 

Artist Profile

Chihei Hatakeyamaとして2006年にKranky(米)より、ファーストソロアルバムをリリース。以降、現在に至るまで世界中のレーベルから10作品以上リリースし、エクスペリメンタル・アンビエントの世界での地位を築いてきた。デジタルとアナログの機材を駆使したサウンドが構築する美しいアンビエント・ドローン作品が特徴。
2011年にはヨーロッパ五カ国10箇所を回るツアーを敢行、to rococo rot, tim heckerなどと共演。また、伊達伯欣とエレクトロ・アコースティックデュオOpitopeとして、ヴォーカリストの佐立努とはLuis Nanookとして電子音と伝統的なフォークサウンドが混ざり合う音楽世界を構築。マスタリング・録音エンジニアとしても、自身の作品のみならず、多くの作品を世に送り出している。
chihei hatakeyama web
chihei mastering

 
 2012  Whereabouts Records